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Meldaプラグイン入門:Presetsウィンドウの使い方

Meldaプラグイン上部のPreset名のところをクリックすると、PRESETSウィンドウ(いわゆるPresetブラウザ)が表示されます。今回はこれの使い方を解説します。

Melda_PresetsWnd01

PRESETSウィンドウの表示方法

プラグイン上部中央あたりの [ Presets ] と書かれている部分(Presetを選んだ場合はPreset名が表示されている部分)をクリックすると、PRESETSウィンドウが表示されます。

Melda_OpenPresetsWnd

また、その部分を Ctrl+左クリック (もしくはこの右側にあるサイコロボタンをクリック)した場合はランダムにPresetを選択してくれます。

Melda_RandomPreset01

Presetのカテゴリツリー

ウィンドウ左側の [FOLDERS] 以下には、Presetのカテゴリツリーが表示されます。その上部と下部にはオプション機能やツリー編集機能などがあります。

ツリーの項目の開閉

カテゴリツリーの項目を更に開ける場合は (+) のような表示になっているので、項目名をダブルクリックすると開くことが出来ます。このダブルクリックがだんだん面倒になってくるので、ツリー上部にある [Auto-open] というボタンをクリックして有効にすると、シングルクリックで自動的にツリー項目を開いてくれるようになり便利です。

[Open all], [Close all] でツリー全体を開いたり閉じたりすることも出来ます。

Melda_Presets01

ツリー編集機能

ツリー下部にはツリー項目を追加したり出来るボタンがあります。

  • Add
    ツリーに新しいフォルダを作成します。
  • Rename
    選択したツリー項目の名前を変更します。
  • Delete
    選択したツリー項目およびその中のPresetを全て削除します。
  • Export
    選択したツリー項目以下のPresetをまとめてファイルに保存します。バックアップする場合にも便利です。
  • Import
    Exportボタンで保存したPresetファイルを選択したフォルダにインポートします。

Preset選択エリア

ウィンドウ右側の [PRESETS] 以下にはプラグインのPresetが並んでおり、上部・下部にはお気に入りのハートマークを付ける機能やPreset編集(追加・削除等)を行うためのボタンが配置されています

Melda_Presets02

お気に入り設定

Melda_PresetsFavorite01

Preset名を選んで、リスト上部のハート [♡] をクリックすると、お気に入りのPresetとしてマークされます。ハートボタンの隣にある [♡Show] をクリックすると、お気に入りとしてマークしたPresetのみが表示されて便利です。

名前の順でソート

Melda_PresetsSort01

Presetリスト上部の [Sort] をクリックすると、Presetが名前の順にソート(並び替え)されます。もう一度クリックしてSortをOFFにすれば元の並びに戻ります。

Presetランダム切り替え

Melda_PresetsRandom01

サイコロのボタンでPresetをランダムに切り替えてくれます(現在表示しているPreset一覧内でランダムに選択される)。

Presetを前後に順次切り替えていく

Melda_PresetsFB01

左右方向を表すボタンで、Presetを前後に順次切り替えていくことが出来ます。

Preset追加・削除等の編集

ここからはPresetリスト下部にあるボタンですが、Preset一覧の編集用のボタンがいくつかあります。

Melda_PresetsEditButton01
  • Load
    現在Presetリスト上で選択しているPresetを実際にプラグインにロードします(要するにそのPresetに切り替える動作です)
  • Add
    現在のプラグイン設定をPresetとしてリストに追加します。
  • Rename
    選択しているPresetの名前を変更します。
  • Replace
    選択しているPresetを現在のプラグイン設定で上書きします。
  • Delete
    選択しているPresetを削除します。

Presetデータベース

MeldaのオンラインPreset交換用サーバーがあり、そこへ自分のPresetをアップロードしたり、他のユーザーがアップロードしたPresetをダウンロードしたり出来ます。

・・・が、現状では自分でアップロードしたものを消すことが出来ず、非常に扱いづらい感じの機能になっています。マニュアルにも「ゴミPresetは上げるな(意訳)」と書かれていますが、実際にダウンロードしてみると明らかにミスって上げてしまったものもいくつか含まれていたりします。

せめて自分のアップロードしたものだけは削除できるような仕組みを用意してくれると、安心して使える気がするので、そのあたりの改良が待たれる感じですね。

まぁでも他のユーザーのPresetを見てみるのも面白いので、ダウンロードしてみるのもよいかもしれません。

Melda_PresetsDBButton01
  • Submit preset
    選択したPresetをオンライン交換サーバにアップロード
  • Download presets
    オンライン交換サーバからPresetを一括ダウンロード

Preset情報

選択したPresetの作者名などの情報が、ウィンドウ下部の [PRESET INFORMATION] に表示されます。右側の [Edit] ボタンを押すと編集も可能です。

Melda_PresetsInfo01

Presetの検索

一見すると気付きづらいのですが、ウィンドウ下部にPreset検索キーワードを入力する [Search] テキストボックスがあります。個人的にはPresetリスト上部あたりにあってほしいんですけど。

Melda_PresetsSearch01

検索キーワードを入力すると、カテゴリフォルダにはそれぞれマッチするものが何個あるかが表示されます。また、Rootを選択して検索を行うとそれ以下全てを検索した結果が表示されるようです。


Presetのバックアップと他のPCへの移行

PRESETSウィンドウ右上に [Backup] [Restore from backup] という項目があるのですが、これでMeldaプラグインのPresetを1つのファイルに固めて一括バックアップすることが可能です。他のマシンに持っていくのに便利。

Melda_PresetsBkup01

自分の作ったものだけを保存しておきたいなど、もっと細かくバックアップを取りたいという場合は、前述のフォルダ毎にPresetsをExportする方法あたりが便利に使えると思います。



Meldaプラグイン共通の基本的な使い方を知っておきたいという場合はこちらもどうぞ。

基本的な使い方(初心者向け)前編
基本的な使い方(初心者向け)後編

REAPERのMediaExplorer:検索・データベース

メディアファイル検索

Media Explorerでは、現在のフォルダやデータベースのファイル一覧に対して文字列(検索フィルタ)による絞り込み検索を行うことが出来ます。

検索フィルタはMedia Explorerウィンドウ右上にあるテキストボックスに文字列を指定するだけのシンプルなものです(下図⑥のところ)。
MEWindow01

スペース区切りでより条件を絞り込んでいくことも出来ます。日本語の文字列を指定しても問題ないようです。

ちなみに例えばF3キーとかでフィルタにフォーカスが飛んでくれるとありがたいので、一発で検索フィルタにカーソルを移動するようなActionを探したのですが、今のところないようです(見落としているだけ?)。仕方ないので、ファイル一覧からはShift+Tabを3回連打するなどTab移動の回数を覚えて使ってます。


検索オプション

検索オプションはMedia Explorerを右クリックしてメニューから[Search]のサブメニューで指定できます。

  • Search fields:
    後述のデータベースを作った場合に検索対象のフィールド(列項目)のON/OFFを指定できます。データベースを作っていない場合は、ここの指定は関係なくファイル名のみが検索対象となります。
  • Folder searches:
    • [Search metadata (slower)]
      メディアファイル内のメタデータも検索対象にするか。
    • [Search in subfolders]
      サブフォルダにあるメディアも検索対象にするか。
    • [Include matching folders]
      フィルタにマッチする名前のフォルダも検索結果に含めるか。
  • [Update search only when enter key pressed]
    Enterキーを押した時のみ検索結果を更新するか。Filterテキストボックスに文字を1文字入力するたびに検索が実行されるのが煩わしい場合はONにするとよいかと。

これらのオプション切り替えはActionも用意されているので、ショートカットに出来ます。サブフォルダを検索に含めるかどうかなど、時々切り替えると便利そうなものはショートカットにしておくとよさそうですね。


Media Explorerのデータベース

Media Explorerでは「データベース」というものを作れるようになっています。以前の記事でフォルダのショートカット登録については触れましたが、このデータベースというのはそれをもうすこし発展させたもので、検索に特化したファイル一覧が作れる機能のことです。

フォルダのショートカット登録と比べると、以下のような違いがあります。

  • あるパス以下にあるファイルを一覧にしてしまうので、フォルダ階層のような階層構造はない
  • wavファイル内のメタデータも列に表示が可能(メタデータがあるものに限る)
  • カスタムタグをファイルごとに記入することが可能
  • 検索フィルタに入力した文字列がメタデータやカスタムタグにマッチするようになる(前述の検索オプション設定(Search fields)次第)

データベースの作成・削除

データベースの作成方法は非常に簡単。以下の3つのいずれかの方法で作成できます。最初のフォルダ右クリックからのやつが一番シンプルですかね。

  • ファイル一覧からフォルダを選んでデータベース化したい場合
    ファイル一覧のフォルダを右クリック → [Make database from folder]
  • 現在表示しているフォルダ以下をデータベース化したい場合
    左側のShortcut一覧の空いている場所を右クリック → [Make database from current folder]
  • 空のデータベースを作って、パスを登録していきたい場合
    1. 左側のShortcut一覧右クリック → [Create new database...]
      データベース名を入力してOKボタン、これで空のデータベースが作成される。
    2. 作成したデータベース名を右クリック → [Add path to database...]
      任意のパスを指定して、このデータベースに追加。このパス以下にあるメディアがデータベースに登録される。1つのデータベースに複数のパスを登録可能。

データベースは不要になったら、データベース名を右クリックから [Delete database] で削除出来ます。

そしてデータベースを何個でも自由に作成出来ます。自分のニーズや用途に応じてデータベースを作って整理しておけば、便利かつ時短にもなりそうです。


データベースが参照するパスの登録・削除

上記いずれの方法で作成したデータベースでもパスを複数登録することが可能で、後からパスを追加・削除するといった事も可能です。

あちこちに分散しているフォルダをまとめてデータベースを作れるので、例えば複数のサンプルパック内にある特定の素材(Kickとか)のフォルダを1つのデータベースにまとめてしまうといった事も可能だったりします。便利ですね。

パスの追加・削除は、作成したデータベースを右クリックから以下のものを選びます。

  • [Add path to database...]
    データベースにパスを追加します
  • [Remove path from database]
    データベースから特定のパスを選んで削除します


データベースの更新

データベースが参照しているパスにあるファイルが増えたりしても、Media Explorerのデータベースが自動でそれを検知して反映してくれたりはしません。データベースに登録したパス以下にあるファイル構成に変更があった場合は、データベース右クリックから以下の項目を選んで最新の情報に更新しましょう。

  • [Scan database for new files]
    新しいファイルがあった場合にそれらをデータベースの一覧に追加する。ただし、ファイルがなくなっていても一覧から削除されないことに注意(削除したい場合は以下の[Remove missing files from database]を使う)。
  • [Scan database for new files and re-read all metadata]
    上記と同様だが、ファイル内のメタデータを再度スキャンして最新の情報に更新する。
  • [Remove missing files from database]
    もはや存在しないファイルについて、データベースのファイル一覧から削除する


今回はファイル検索・データベースの使い方について解説しました。まだ細かい部分で触れられていない部分はありますが、ここまでの記事の内容で概ねMedia Explorerを使いこなすのに十分なところまで来たのではないかと思います。

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