
先日Meldaからリリースされたフリーのピアノ音源 Monastery Grand。MSoundFactoryにおける初の拡張音源、になるんですかね? こういった音源が徐々にリリースされていくのではないかと考えると、今後が楽しみです。
今回はこの音源のインストール方法を解説します。
MSoundFactory(Player)のインストール
プラグインのインストール
Monastery GrandはMSoundFactoryで動作するInstrumentです(フリーのMSoundFactoryPlayerでもOK)。なので、まずMSoundFactoryのインストールが必須となります。
こちらの記事でインストール方法については解説したので、まずそれに従ってMSoundFactoryをインストールして下さい。フリー版を使うならActivationは不要です。
MSoundFactoryの基本拡張リソースをインストール
以下の手順でダウンロード・インストールしましょう。
- データのダウンロード
こちらのインストールガイドを見ると、MSoundFactoryEssentialsというデータをダウンロードする青いボタンがありますので、ダウンロードして下さい。MSoundFactoryEssentials.mproduct というファイルがダウンロード出来るはずです。
- プラグイン側でSampler Rootフォルダの設定
ダウンロードした拡張データをMSoundFactoryでインポートする際に、Sampler Rootフォルダを指定する必要があります。この設定をせずに.mproductファイルをインポートしようとすると、最初にいきなりこれを指定しろと言われて「え、何これ?どこを指定すんの?」という気持ちになりますが、インポートしたファイルが配置される場所になりますので、実際はどこでもOKです。
Sampler Rootフォルダの設定は、プラグインメニューの[Settings]をクリックして、SETTINGSウィンドウ左下の方の[SAMPLER]の[Root]というテキストボックスに指定します。虫メガネボタンをクリックして、フォルダを選択しましょう(恐らくバグだと思いますが、パスをテキストボックスに貼り付けただけだと、後述のデータインストール時にフォルダを作成出来ない旨のエラーが出たりしたので、必ず虫メガネボタンのフォルダ選択ウィンドウで選択することをお勧めします)。
ちなみにもう少し補足すると、このSampler Rootフォルダ設定はグローバル設定で、Meldaプラグイン共通で使われるSampler機能が参照するルートフォルダとなります(現状だとMSoundFactory、MXXXなど)。なのでMSoundFactory側で設定を変更すると、MXXXなどが参照するSampler Root設定も変わるので注意。
- 基本拡張リソースのインポート
ここまでくれば後は簡単です。MSoundFactoryの右上にある[Menu]から[Install product]を選んで、先ほどダウンロードしたMSoundFactoryEssentials.mproductを指定すれば、インストールされます。
これでMSoundFactoryを使用する準備が整いました。
Monastery Grandのインストール
ここまでくると後は簡単で、データをダウンロードしてインポートするだけになります。
- データのダウンロード
Monastery Grandのデータはこちらのページにある[ManasteryGrand]という青いボタンからダウンロード出来ます。 - MSoundFacotryでデータをインポート
基本拡張リソースのインポート方法と同様、MSoundFactoryの[Menu]から[Install product]でMonasteryGrand.mproductをインポートすればOK。 - MSoundFactoryを再起動
プラグインを再起動(DAWを一旦再起動すると確実)すると反映されます。
MSoundFactory左下にあるリストの[Keyboards]をクリックして、[Monastery Grand]と[Monastery Grand creative]が表示されていればOK。[Monastery Grand]をダブルクリックしてロードすればInstrumentとして利用出来ます。
ネットで評判を見てみると、フリーで音の良いピアノ音源としてMSoundFactoryPlayerを導入されている方も結構いるようですね。
MSoundFactoryのFullバージョンは究極のシンセの1つと言っていい機能性を持っていますが、モジュラーは組めないけど全プリセットを利用できるLE版もあります。このあたり興味がある方は、こちらに安く買うためのコツをまとめましたので、是非購入を検討してみてはいかがでしょうか。
Meldaプラグイン共通の基本的な使い方を知っておきたいという場合はこちらもどうぞ。
基本的な使い方(初心者向け)前編
基本的な使い方(初心者向け)後編