前回はNI REAKTORのSpiralを使ってREAPERでMIDIバウンスのやり方を説明しました。でも折角REAKTORの話をするんだったら、自分で組んだパッチとかも使いたいという人向けにそういうやつもやってみることにします。

↑ こんな感じのやつ
Take FXにREAKTOR VSTを挿入しても使える!
Trackに設定したMIDI-INによる入力は扱えないという制限が付きますが、DAWの再生に同期させる程度のものであれば、REAKTOR VSTをTake FXに挿入してMIDIを出力させるという方法も使えます。
更にこのREAKTOR VSTの後ろにInstrumentのFXを挿入すれば音も鳴らせます。ただしこれも前回と同様MIDIバウンスのため、FXルーティング右クリックから[MIDI output>Merges with MIDI bus]を有効にして下さい。
REAPERはオーディオとMIDIを同一Track上でシームレスに扱える構造上、こういうアクロバティックな設定が普通に出来てしまうのが良いですね。
REAKTORのパッチを組んでMIDIを出力してみる
今回もあまりREAKTORについての説明は行いません(おい)。ただ、やってることはBlocksという便利モジュールを3つくらい置いて、何本か線をつないで終わりというものしか扱いません。簡単なので、興味のある人はやってみて下さい。
ざっくりとした手順は以下の通り。
- MIDI Itemを作成し、Take FXに[VST: Reaktor 6]を挿入
- REAKTORの画面を何にするか聞いてくるので一番右の [Build.] をクリック
- 上の方にある [EDIT] ボタンを押して編集モードへ切り替え
- あとは以下で紹介するモジュールを置いてちくちくつないでいくだけ
REAKTOR Blocksの8STEPS
8STEPSはその名の通り8ステップのステップシーケンサーです。これを以下の図のようにつないでみましょう。

使用したモジュール
- Blocks Base>Blocks>Util>UTL-Util Clock.ism
- Blocks Base>Blocks>Util>UTL-Util MIDI Out.ism
- Blocks Base>Blocks>Bento Box>SEQ-Bento 8 Steps Sequencer.ism
このItemをMIDIバウンス(Itemを右クリック> [Apply track/take FX to items as new take (MIDI output)])すると以下のようになります。

MIDI Takeを開くとこんな感じ。

REAKTOR Blocksの4MODS
4MODSはモジュレーション用のステップシーケンサーで4種類のシーケンスを編集して出力できます。今回は2つのシーケンスを設定してバウンスしてみます。

使用したモジュール
- Blocks Base>Blocks>Util>UTL-Util Clock.ism
- Blocks Base>Blocks>Util>UTL-Util MIDI Out.ism
- Blocks Base>Blocks>Bento Box>SEQ-Bento 4 Mods Sequencer.ism
MIDIバウンスした結果。

MIDI Editorで出力したCCを見てみるとこんな感じ。

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