動画再生時にうまく絵が出ないとか、何かしらCODECに不具合が生じたことはありますでしょうか?
と書き始めながら、自分はそういうのに出くわしたことがないんですが・・・(汗)
原則としてこちらの記事で紹介しているVLC、FFmpegを適切にセットアップ(REAPERが認識)しているという前提ですが、万が一おかしい状況が出てきたら問題を特定する方法は知っておきたいところです。
そんな時に役立ちそうな以下のTIPSを今回はご紹介します。
※ちなみに今回紹介しているこれらの内容は「動画再生時」に使われるCODECの話で、動画の書き出しには関係ありませんのでご注意ください。
動画ファイルの再生に利用されているCODEC確認方法
タイムライン(Arrange View)上に動画ファイルをドロップするとVideo Itemが出来て、動画再生出来るようになりますが、このVideo ItemのSource Propertyを見ることで、VLC・FFmpegいずれでこの動画を読み込んで再生しているかが分かります。

↑ Video Itemを右クリック>[Source properties...]

↑ VLCで読み込まれていることが分かる
ここで例えばVLCで再生がうまくいかないという場合、FFmpegで再生してみたいと思うかもしれませんが、どうすればよいでしょうか。わざわざVLCをアンインストールするのも手間がかかります。
この場合、次節のCODECの優先順位変更でFFmpegを優先するのも一つの方法です。
使用されるCODECの優先順位変更方法
REAPERのPreferences(メインメニューの[Options>Preferences...])で[Video/import/Misc]に[Video decoder priority]という項目があります。ここに記述されている内容の順番で、動画のデコードに使用されるCODECの優先順位が決まります。順番として最初の方に書かれているものの方が優先されます。

デフォルトではVLCが優先されているので、これをFFmpeg優先に変えてみましょう。

これでPreferencesウィンドウの[OK]ボタンで確定し、REAPERを起動しなおします。そしてVideo Itemの[Source properties...]を見てみると、FFmpegで動画がロードされていることが分かります。

↑ FFmpegで読み込まれている
このようにして読み込みを行うCODECの切替を行ってみることで、「VLCではダメだったけど、FFmpegでは問題なし」などのように動画再生に問題がありそうな箇所を絞り込んでいくことが出来そうです。
この優先順位をいろいろいじってしまって元の順番が分からなくなったという場合は、右側にある[Reset to default]ボタンで元に戻せますから、問題が出た時はいろいろ試してみると良いかと思います。
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