REAPERのMedia Explorerのファイル一覧表示部には、もう一つの表示方法があります。
ここでは分かりやすさを優先して勝手にWindowsのExplorerモード(造語)と言ってしまっていますが、要するにWindowsのExplorerと同じように扱える画面に切り替えられるのです。
通常表示とWindows Explorer表示の切り替え方
切り替える方法は、Media Explorer上を右クリックして [Use Windows Explorer for browsing] を選択するだけ。アクションにも [Toggle embedding Windows Explorer] があり、同様の切り替え機能になっています。
これでExplorerと同じような表示に切り替わり、そのままExplorerと同様に使うことが出来ます。いくつか便利な点を挙げてみると、以下のような感じでしょうか。
- マウスで右クリック(もしくはShift+F10)してExplorerでのコンテキストメニューが使える
- スペースキーやトランスポートの[Auto play]をONなどでプレビューも可能
- 他のExplorerウィンドウからのファイルドラッグ&ドロップによるコピー・移動も可
以外にもMedia Explorerの通常表示状態だと出来ない機能なので重宝
※ファイルプレビュー時などにはREAPERがファイルをロックしていて移動不可なので、[Auto play]をONにしている場合は注意 - Zipファイル内もブラウズ可能!(内部のwavプレビュー等は不可)
WindowsのExplorerのメニューが使えるということは、例えばシェル拡張メニューなども使えるので、ファイル圧縮系やTortoiseGitのようなツールもここで使えてしまうわけです。
まさかとは思いましたが、ブラウズするだけならZipファイル内も見られるというのも少し意外でした。ちょっと応用例がすぐ思いつきませんが、どこかで役立つかもしれませんね。
あと、このWindows Explorer表示はフォルダをブラウジングしている場合のみ利用できる機能です。Media Explorerのデータベースファイル一覧表示(次回あたりにでも紹介予定)の時には利用できません。
WindowsのExplorerモードを紹介してみましたが、これも結構便利に使えそうですね。ちょっとしたことがやりたいだけなのに、わざわざWindows Explorerを起動してMedia Explorerで開いている場所を開いて・・・といったことをやる必要がなくなるというのは非常に助かります。
ちなみに自分の場合は [Toggle embedding Windows Explorer] アクションを[Ctrl+E]に割り当てて、必要に応じて切り替えられるようにしています。
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