前回に続き、REAPERの動画エフェクト、VideoProcessor(以下VP)プリセットの続きです。
※2019/10/23追記:REAPER v5.97以降でのPreset名を併記
明度・コントラスト : Cheap Brightness/Contrast
※REAPER v5.97以降のPreset名: Basic helpers: Brightness/Contrast

明度・コントラストの調整が可能です。
[saturation-ish]パラメータで、色の飽和っぽい効果を付与することもできます。
カラー反転 : Invert colors
※REAPER v5.97以降のPreset名: FX: Invert colors

単純に色を反転させる効果です。
カラーオーバーレイ : Colorize
※REAPER v5.97以降のPreset名: FX: Colorize

いわゆるカラーオーバーレイです。
[hue]で色相を、[saturation]で色のかかる強さを指定します。
明度・コントラストの設定もあるので、ある程度調整が出来る点はありがたいですね。
ステージライティング : Stage lighting
※REAPER v5.97以降のPreset名: FX: Stage lighting

再生している時間に応じて、色が変わりながらグラデーションでライティングされる効果。
α値や変化のスピードを指定できます。
ビネット : Vignette
※REAPER v5.97以降のPreset名: 見当たらないので廃止?

カメラレンズの周辺光量が落ちたようなビネット効果。
調整パラメータが思ったよりも豊富で、暗い部分を細かく調整したり色を付けたりできます。
モザイク : Pixelate
※REAPER v5.97以降のPreset名: FX: Pixelate image

特定の領域にモザイクをかける効果。
しかも画面全体だけではなく、指定した範囲にモザイクをかけられるのが便利です。
モザイクのドットのサイズも調整することが出来ます。
輪郭線抽出(縦方向): Edge detection (vertical)
※REAPER v5.97以降のPreset名: FX: Edge detection (vertical)

輪郭線抽出効果です。
輪郭線抽出具合の調整も出来るようになっています。
CPUでピクセル単位の処理を行っているようで、動画の画像サイズやPCの性能によっては重くなってしまうかもしれません。
今回は主に色を変化させたりするプリセットを中心に、使いやすそうなものを紹介しました。
ちなみにこれらの効果は複数のVideoProcessorをFXに追加することで重ねられるので、応用次第でいろいろな表現をすることが可能になっています。
処理順はFXChainの上から順のようなので、そのあたりも考慮に入れて組んでみましょう。
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