今回からはREAPERのVideoProcessorによる動画エフェクトの使い方を見ていきます。
VPはTrackやItemのFXで追加出来ます(FXウィンドウの[All Plugins]カテゴリにあります)。

今回はこれを動画ItemのあるTrackにFX追加してみます。
FXウィンドウが表示されますが、なにやら真っ黒な素っ気無い表示になっていると思います。
ここでめげずにPresetを選択してみましょう。
[No preset]と表示されているところをクリックして、[Title text overlay]を選択します。
すると以下のような表示になったのではないでしょうか。

エフェクト表示部の左側がパラメータノブ、右側にプログラムっぽい何かが表示されています。
勘のいい方はお気付きのとおり、実はVPはプログラミング可能な動画エフェクトなのです。
*「はいはい、プログラマ以外お断りね。オラ帰るわ」
と感じるかもしれませんが、プリセットを選んでパラメータノブをいじるだけでもそれなりのことが実現出来ますので、ビビらなくても大丈夫です。
今回は一般的な動画作成でおそらく一番使われそうな「動画上にテキストを表示する」方法を例に、出来るだけプログラミング知識不要な感じで使い方を紹介していきます。
上記のとおり追加したので、VideoWindowで見てみると動画にテキストが表示されているかと思います。

ここに表示されているタイトル文字列は、FXウィンドウの右側に表示されていたプログラムの最初の方に記述されているので、そこを変更する必要があります。
プログラミング知識不要とかいいながら、厳密にいえばこの変更作業はプログラミングと言えなくもないですが、テキストの変更だけなので頑張って下さい。
では、"This is a title" のところを "This is a TOFU" に書き替えてみましょう。
そして書き替えたら Ctrl+S をキーボードで入力して反映させます。
(VideoProcessorのテキストエディタ上で Ctrl+S を押してもProjectが保存されたりはしない)

↓ Ctrl+SでVideoWindow側に反映される

ここで日本語を入力したいところですが、VPのエディタ上では日本語入力にうまく対応しておらず、文字化けしてしまいます。でもこれには回避策があります。
他のテキストエディタで日本語を入力してクリップボードにコピーし、VPのエディタ上でCtrl+Vで貼り付ければ日本語テキストも受け付けてくれるようです(エディタ上での表示は変ですが気にしない)。

Fontの指定も同様に日本語を試してみましたが、こちらは日本語だとうまくいきませんでした。
ただ、日本語フォントには英語で別の名前がついていたりするので、それを指定すればOKのようです(下図ではメイリオを指定するために"Meiryo"と記述)。

これでテキスト入力までは出来ました。
あとはパラメータノブをいじってあれこれ調整します。
とお嘆きの方は残念ながらプログラムをいじる必要があるようです。
今回はプログラミングに関する内容を割愛しますが、gfx_set()を呼んでる行を変えればテキストや背景矩形の色を変えられます。
以上でVPのTitle text overlayプリセットに関する設定は終わりです。
といっても簡単で、エンベロープを使うだけです。
今回はTrackFXを挿している形なのでTrackのEnvelopeを指定します。

↑ Track Envelopeの一覧を表示させると、VPのパラメータが並んでいます。
例えば[text height]にチェックを入れて、Track Envelopeを書いた例は下図のような感じ。
Envelopeのライン上でShift+マウス左クリックするとポイント追加できます。

これで再生時間に応じてテキストを移動したり色を薄くしたりといった事が可能になりますね。
まだまだ基本編という感じですが、VPを使用して動画エフェクトを適用する方法は以上のような感じです。とはいえここまで理解できれば、他のプリセットをあれこれ試せると思いますので、トライしてみて下さい。
VideoProcessorとは
VideoProcessor(以下VP)は、動画のItemに対して画像エフェクトをかけたり、テキストを表示したりといろいろな機能を持つFXです。VPはTrackやItemのFXで追加出来ます(FXウィンドウの[All Plugins]カテゴリにあります)。

今回はこれを動画ItemのあるTrackにFX追加してみます。
FXウィンドウが表示されますが、なにやら真っ黒な素っ気無い表示になっていると思います。
ここでめげずにPresetを選択してみましょう。
[No preset]と表示されているところをクリックして、[Title text overlay]を選択します。
すると以下のような表示になったのではないでしょうか。

エフェクト表示部の左側がパラメータノブ、右側にプログラムっぽい何かが表示されています。
勘のいい方はお気付きのとおり、実はVPはプログラミング可能な動画エフェクトなのです。
*「はいはい、プログラマ以外お断りね。オラ帰るわ」
と感じるかもしれませんが、プリセットを選んでパラメータノブをいじるだけでもそれなりのことが実現出来ますので、ビビらなくても大丈夫です。
今回は一般的な動画作成でおそらく一番使われそうな「動画上にテキストを表示する」方法を例に、出来るだけプログラミング知識不要な感じで使い方を紹介していきます。
VideoProcessorプリセット: Title text overlay
Title text overlayプリセットは動画にテキストを重ねて表示するエフェクトです。上記のとおり追加したので、VideoWindowで見てみると動画にテキストが表示されているかと思います。

ここに表示されているタイトル文字列は、FXウィンドウの右側に表示されていたプログラムの最初の方に記述されているので、そこを変更する必要があります。
プログラミング知識不要とかいいながら、厳密にいえばこの変更作業はプログラミングと言えなくもないですが、テキストの変更だけなので頑張って下さい。
では、"This is a title" のところを "This is a TOFU" に書き替えてみましょう。
そして書き替えたら Ctrl+S をキーボードで入力して反映させます。
(VideoProcessorのテキストエディタ上で Ctrl+S を押してもProjectが保存されたりはしない)

↓ Ctrl+SでVideoWindow側に反映される

ここで日本語を入力したいところですが、VPのエディタ上では日本語入力にうまく対応しておらず、文字化けしてしまいます。でもこれには回避策があります。
他のテキストエディタで日本語を入力してクリップボードにコピーし、VPのエディタ上でCtrl+Vで貼り付ければ日本語テキストも受け付けてくれるようです(エディタ上での表示は変ですが気にしない)。

Fontの指定も同様に日本語を試してみましたが、こちらは日本語だとうまくいきませんでした。
ただ、日本語フォントには英語で別の名前がついていたりするので、それを指定すればOKのようです(下図ではメイリオを指定するために"Meiryo"と記述)。

これでテキスト入力までは出来ました。
あとはパラメータノブをいじってあれこれ調整します。
- text height
テキストのサイズ - y position
テキスト表示位置のY座標。一番上が0で、一番下が1。 - x position
テキスト表示位置のX座標。一番左が0で、一番右が1。 - border
背景色になっている矩形のサイズ - text bright
テキストの明度 - text alpha
テキストのα値(不透明度) - bg bright
背景矩形の明度 - bg alpha
背景矩形のα値(不透明度)
とお嘆きの方は残念ながらプログラムをいじる必要があるようです。
今回はプログラミングに関する内容を割愛しますが、gfx_set()を呼んでる行を変えればテキストや背景矩形の色を変えられます。
以上でVPのTitle text overlayプリセットに関する設定は終わりです。
パラメータのオートメーション
最後にこのパラメータ設定を動画再生のタイミングに応じて変化させる方法を紹介します。といっても簡単で、エンベロープを使うだけです。
今回はTrackFXを挿している形なのでTrackのEnvelopeを指定します。

↑ Track Envelopeの一覧を表示させると、VPのパラメータが並んでいます。
例えば[text height]にチェックを入れて、Track Envelopeを書いた例は下図のような感じ。
Envelopeのライン上でShift+マウス左クリックするとポイント追加できます。

これで再生時間に応じてテキストを移動したり色を薄くしたりといった事が可能になりますね。
まだまだ基本編という感じですが、VPを使用して動画エフェクトを適用する方法は以上のような感じです。とはいえここまで理解できれば、他のプリセットをあれこれ試せると思いますので、トライしてみて下さい。
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