そろそろREAPERで動画編集を行う方法をまとめておこうかなと思います。
といっても自分もそこまで使ってないので、ちょこちょこ使っては感じたことを書いていきます。
FFmpegとVLCを導入すれば完了です。
今回は動画ファイルなので動画の絵を表示できます。
メインメニューの[View > Video Window]からVideo Windowを表示。
(ショートカット:Ctrl+Shift+V で表示ON/OFFも可能)
あとは再生カーソルを動画Itemに重ねると、Video Windowにそのタイミングでの絵が表示されます。

また、動画のItemを右クリックして [Source properties...] で動画ファイルの情報と、いくつかの設定を行うことが出来ます。
おそらく時々使うことになるのは以下の2つかな。
ってそれだけじゃさすがにアレなので、使えそうな操作を書いておきます。
まずはメインメニューから[File>Render...]でレンダリング設定のウィンドウを表示します。
今回は「書き出したい範囲を範囲選択して、そこを書き出す」という設定にしてみます。
項目がいろいろありますが、以下の図の赤い四角のところだけ設定してみました。

設定内容
最後に右下にある[Render 1 file...]ボタンをクリックすれば、動画が指定のパスに書き出されます。
ってことでかなりざっくりですが、これで動画切り貼り程度の基本的な動画編集くらいなら出来るのではないでしょうか。
ところがREAPERの動画編集機能はこれで終わりません。
というかむしろここから先が本番です。
REAPERにはVideo Processorという動画編集用のエフェクトが搭載されていて、なにやらいろいろ出来そうなので、次回からはそのへんを使ってみつつ記事にしていこうと思います。
といっても自分もそこまで使ってないので、ちょこちょこ使っては感じたことを書いていきます。
準備
まずは過去の記事を見て頂いて、REAPERで扱える動画フォーマットを増やしておきましょう。FFmpegとVLCを導入すれば完了です。
動画をTrack上にItemとして配置
MP4などの動画ファイルをREAPERのArrangeViewにドロップすれば、動画のItemとして配置されます。この操作はwavなどのオーディオファイルと同じですね。今回は動画ファイルなので動画の絵を表示できます。
メインメニューの[View > Video Window]からVideo Windowを表示。
(ショートカット:Ctrl+Shift+V で表示ON/OFFも可能)
あとは再生カーソルを動画Itemに重ねると、Video Windowにそのタイミングでの絵が表示されます。

また、動画のItemを右クリックして [Source properties...] で動画ファイルの情報と、いくつかの設定を行うことが出来ます。
おそらく時々使うことになるのは以下の2つかな。
- Ignore audio
動画の音声を無効にする(トラック上の音声波形表示も消える) - Transform
動画の表示を回転・反転させる
基本的な編集操作など
動画のItem編集方法は基本的にオーディオの場合と同じです。ってそれだけじゃさすがにアレなので、使えそうな操作を書いておきます。
- Itemの分割
Itemを左クリックしてSキー(メニューから[Item>Split items at cursor])
カーソル位置でItemが分割されます。 - Item分割を元に戻す
分割した位置でちゃんと繋がっているなら(要するに分割しただけでそれ以外何もしていないような状態)、Item右クリックから[Heal splits in items]で元に戻ります。ただしいずれかのItemが編集されて、分割位置で繋がっていなかったり、スケーリングしていたりすると、分割位置でくっつきません。
オーディオだとItem右クリックから[Glue items]したりしますが、動画Itemにこれをやってしまうと動画情報は失われてただのwavになってしまうので注意。 - Itemの長さを変更
Itemの端をドラッグすれば、Itemの長さを変更できます。Itemで再生される範囲が長くなったり短くなったりします。元のデータより長くした場合、Itemのプロパティで[Loop source]にチェックを入れていると上図のようにループします。 - Itemの長さをスケーリング(クイック再生・スロー再生のこと)
Itemの端をAltキーを押しながらドラッグすると、Itemの再生範囲を変えずにItemの長さを変えることが出来ます。要するに時間軸でのスケーリングで、厳密にはItemのPlayback rateが変更になる感じです。(Item右クリック[Item properties...] で[Playback rate]というところを1.0に設定すれば、元に戻せます) - Item内のコンテンツ再生位置を前後にずらす(オフセット)
Item内をAlt押しながら左右にドラッグすることで、Item内の再生位置をずらせます。
(Item右クリック[Item properties...]から[Start in source]を0にすれば元に戻せます)
動画の書き出し
動画編集が完了したら、あとは動画の書き出しです。まずはメインメニューから[File>Render...]でレンダリング設定のウィンドウを表示します。
今回は「書き出したい範囲を範囲選択して、そこを書き出す」という設定にしてみます。
項目がいろいろありますが、以下の図の赤い四角のところだけ設定してみました。

設定内容
- Bounds
書き出す範囲を時間範囲選択(Time Selection)の部分にしている - Directory
書き出し先フォルダを指定 - Filename
ファイル名を指定 - Output format
出力するファイルの種類。ここでは動画(ffmpegエンコーダー使用)にしている - Format
動画のエンコードの種類。ここではMP4を指定
最後に右下にある[Render 1 file...]ボタンをクリックすれば、動画が指定のパスに書き出されます。
ってことでかなりざっくりですが、これで動画切り貼り程度の基本的な動画編集くらいなら出来るのではないでしょうか。
ところがREAPERの動画編集機能はこれで終わりません。
というかむしろここから先が本番です。
REAPERにはVideo Processorという動画編集用のエフェクトが搭載されていて、なにやらいろいろ出来そうなので、次回からはそのへんを使ってみつつ記事にしていこうと思います。
次のステップ・逆引きリンク集(2019/10/20追記)
この記事を書いていた頃に比べ記事が結構増えたので、道標としていくつかの記事にリンクを張っておくことにします。知りたい内容を探す際の参考にしてみて下さい。今後も記事を追加したら随時更新していく予定です。
- 動画にテキスト・字幕を表示したい!
- 動画の映像に特殊効果を使ってみたい!
- Video Processorスクリプトも自分で書いてしゃぶりつくしたいあなたはこちら!
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。