今回もLaunchPadMiniを使う方法ですが、前回の記事の最後で触れていた「別の方法」を試したので、書いておこうと思います。
ネタはいたってシンプルで、JSFXの[JS: MIDI Map To Key v2]を使うだけです。

↑ 最初にMIDIをMappingして、VSTiには変換後のMIDI Noteが送信される
あとは [JS: MIDI Map to Key v2] の[Mapping File]に設定するkeymapファイルを用意できれば終わりなのでカンタンですね…。そう、簡単なんですが、これがまぁだいぶ面倒だったりします。
Keymap設定ファイルはREAPERリソースフォルダ(REAPERメニューから[Options>Show REAPER resource path ...]で開ける)以下にある [Data/ix_keymaps] に置くことになります。デフォルトで [00 - Default Mapping.txt] というファイルが置いてありますが、これがNote無変換のいわゆるテンプレになっていて、このファイルをコピーして自分独自の設定を作ります。
自分の設定はこのテキストファイルの各行一番左の値を変更することで行います。
まずはLaunchPadMiniのどのPadがどれに対応しているか把握し、それぞれどのノートに割り当てるかを記述していけばOK。といいつつ四角のPadだけでも64個あるのでそこそこ大変です。
これを様々なスケールに対応したり、スケールのルートに応じて配置ずらしたいとか言い始めると作業量が一気に爆発します。
・・・こんなのイチイチ全部やってられるかと。
あーこれならあいつが使えるかも?
ってことでExcelの出番です。 ※Excel2016使用
ファイルメニューから[開く]でファイルのタイプを[テキストファイル]形式にして、上記テンプレファイル(01 - Default Mapping.txt)をコピーしたものを開きます。
どういうテキストファイルか聞かれますが、タブを読み取る的な設定にしてやれば大丈夫です。


↑ インポート設定はこんな感じ(デフォルトのままいじってないです)
これでめでたく読み込めました。

あとは表計算機能を使って、ルート音から各パッドのNoteを決定してやるように式とかを書いていけば結構楽になります。特にセル選択カーソル右下の四角を引っ張って連続でセルを記述していく機能をうまく使えるように工夫すると、劇的に作業量が減ります。
自分はこのシートの下の方(MIDI Noteマッピング設定の終端より下)にパッド割り当てのテーブルを一旦作って、それを各ノートの値の部分が参照するようなものを作りました。
これによって、
・ルート音のNoteを変えるだけで全体をずらすことが出来る
・様々なスケールやクロマチック設定も最小限の設定変更だけであとは自動的に反映可能
というところまでは実現出来たので、満足しています。

もうちょっとExcelに詳しい人はもっとスマートな方法知っていそうですが、自分はこんなので精一杯。
ちなみにこういったパッドマトリックス系デバイスでよく実装されているScaleModeとかChromaticModeとかありますが、それぞれ配置規則が違うので、上の図のPadテーブルに相当するところはそれぞれ別の式を埋めてやる必要があります。
つまりそれぞれの配列方式毎に個別にシートを用意する必要があるということですね。
ということでこんなExcelシートが出来てNote設定が意図した感じになったら、あとはタブ区切りのテキストファイルとして保存してやればkeymap設定ファイルの完成です。
(Excelの[ファイル>名前を付けて保存]から[テキスト(タブ区切り)(*.txt)]で保存)
Note設定より下に、上記のテーブルとかコメントとかが書き出されてしまいますが、[JS: MIDI Map to Key v2]では参照されないらしく、特に動作に影響ないのでわざわざ消してやる必要がないというのもラッキーというか扱いやすいところです。

↑ Excelから書き出されたテキストファイル(タブ区切り)
あとはこれをリソースフォルダの Data/ix_keymaps に配置してやれば利用できます。
だいぶ面倒に感じるかもしれませんが、Excelファイル作成のコツが分かってしまえばあとはいろんな応用が利くので、興味のある方は是非トライしてみて下さい。
例えば機材メーカーが提供しないようなスケール定義やパッド配列定義も自由自在に可能です。
ちなみに自分は以下のものを作りました
・とにかくレンジを広くするための設定(例えばC1~C9までのスケール割り当て用)
・ChromaticなScaleMode配列の設定
LaunchPadMiniはベロシティ感知がないので用途が限られますが、ここまでやるともはやLaunchPadPro(Velocity&Pressure感知付き)が欲しくなってきてしまいますねw
自分はREAKTORのThe Finger用に上記設定(特に前者)を作りました。まぁこの場合Finger側Snapshotも全部設定を設計しないといけませんが・・・。
以上が今回試した、LaunchPadMiniをREAPERで手動設定して使う方法、になります。
まぁこんな面倒なこと普通の人はやらないか(やる必要がない)。
でもMIDI Noteのマッピング方法はいろいろと応用も利くので、参考になるのではないかと思います。
ネタはいたってシンプルで、JSFXの[JS: MIDI Map To Key v2]を使うだけです。
MIDI Noteのマッピング方法
[JS: MIDI Map to Key v2]を使うと、MIDI Noteメッセージをある変換テーブルで任意のNoteに変換してやることが出来ます。これをFXChainの最初の方に挿しておけば、それ以降のFXにはマッピング後のNoteが送信される訳です。
↑ 最初にMIDIをMappingして、VSTiには変換後のMIDI Noteが送信される
あとは [JS: MIDI Map to Key v2] の[Mapping File]に設定するkeymapファイルを用意できれば終わりなのでカンタンですね…。そう、簡単なんですが、これがまぁだいぶ面倒だったりします。
Keymap設定ファイルはREAPERリソースフォルダ(REAPERメニューから[Options>Show REAPER resource path ...]で開ける)以下にある [Data/ix_keymaps] に置くことになります。デフォルトで [00 - Default Mapping.txt] というファイルが置いてありますが、これがNote無変換のいわゆるテンプレになっていて、このファイルをコピーして自分独自の設定を作ります。
自分の設定はこのテキストファイルの各行一番左の値を変更することで行います。
まずはLaunchPadMiniのどのPadがどれに対応しているか把握し、それぞれどのノートに割り当てるかを記述していけばOK。といいつつ四角のPadだけでも64個あるのでそこそこ大変です。
これを様々なスケールに対応したり、スケールのルートに応じて配置ずらしたいとか言い始めると作業量が一気に爆発します。
・・・こんなのイチイチ全部やってられるかと。
設定ファイルの作成
そこでこのファイルの中身をよく見ると、Tab区切りのテキストなんですよね。あーこれならあいつが使えるかも?
ってことでExcelの出番です。 ※Excel2016使用
ファイルメニューから[開く]でファイルのタイプを[テキストファイル]形式にして、上記テンプレファイル(01 - Default Mapping.txt)をコピーしたものを開きます。
どういうテキストファイルか聞かれますが、タブを読み取る的な設定にしてやれば大丈夫です。


↑ インポート設定はこんな感じ(デフォルトのままいじってないです)
これでめでたく読み込めました。

あとは表計算機能を使って、ルート音から各パッドのNoteを決定してやるように式とかを書いていけば結構楽になります。特にセル選択カーソル右下の四角を引っ張って連続でセルを記述していく機能をうまく使えるように工夫すると、劇的に作業量が減ります。
自分はこのシートの下の方(MIDI Noteマッピング設定の終端より下)にパッド割り当てのテーブルを一旦作って、それを各ノートの値の部分が参照するようなものを作りました。
これによって、
・ルート音のNoteを変えるだけで全体をずらすことが出来る
・様々なスケールやクロマチック設定も最小限の設定変更だけであとは自動的に反映可能
というところまでは実現出来たので、満足しています。

もうちょっとExcelに詳しい人はもっとスマートな方法知っていそうですが、自分はこんなので精一杯。
ちなみにこういったパッドマトリックス系デバイスでよく実装されているScaleModeとかChromaticModeとかありますが、それぞれ配置規則が違うので、上の図のPadテーブルに相当するところはそれぞれ別の式を埋めてやる必要があります。
つまりそれぞれの配列方式毎に個別にシートを用意する必要があるということですね。
ということでこんなExcelシートが出来てNote設定が意図した感じになったら、あとはタブ区切りのテキストファイルとして保存してやればkeymap設定ファイルの完成です。
(Excelの[ファイル>名前を付けて保存]から[テキスト(タブ区切り)(*.txt)]で保存)
Note設定より下に、上記のテーブルとかコメントとかが書き出されてしまいますが、[JS: MIDI Map to Key v2]では参照されないらしく、特に動作に影響ないのでわざわざ消してやる必要がないというのもラッキーというか扱いやすいところです。

↑ Excelから書き出されたテキストファイル(タブ区切り)
あとはこれをリソースフォルダの Data/ix_keymaps に配置してやれば利用できます。
だいぶ面倒に感じるかもしれませんが、Excelファイル作成のコツが分かってしまえばあとはいろんな応用が利くので、興味のある方は是非トライしてみて下さい。
例えば機材メーカーが提供しないようなスケール定義やパッド配列定義も自由自在に可能です。
ちなみに自分は以下のものを作りました
・とにかくレンジを広くするための設定(例えばC1~C9までのスケール割り当て用)
・ChromaticなScaleMode配列の設定
LaunchPadMiniはベロシティ感知がないので用途が限られますが、ここまでやるともはやLaunchPadPro(Velocity&Pressure感知付き)が欲しくなってきてしまいますねw
自分はREAKTORのThe Finger用に上記設定(特に前者)を作りました。まぁこの場合Finger側Snapshotも全部設定を設計しないといけませんが・・・。
以上が今回試した、LaunchPadMiniをREAPERで手動設定して使う方法、になります。
まぁこんな面倒なこと普通の人はやらないか(やる必要がない)。
でもMIDI Noteのマッピング方法はいろいろと応用も利くので、参考になるのではないかと思います。
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