REAPERのFXに標準で含まれているReaSamplOmatic5000をご存知でしょうか?
シンプルなサンプラーなのですが、それだけで終わらないものになっています。
まずは基本的な使い方を見てみましょう。

どのNoteを入力してもピッチが変わらない、ワンショットで波形を再生するモード。
■Note (Semitone shifted)
半音単位で演奏できるモード。
デフォルトではNote=69(A4)で波形がそのまま再生されるピッチ設定になっています。
(Note=0の時のピッチ設定である[Pitch@start]が-69になっているのはそのため)
[Note start] [Note end]を同一の値にすればそのNoteにだけこのサンプラーを割り当てることも可能。
波形そのものの音がA4ではなく、例えばC4とかの場合はうまく設定をずらして合わせてやる必要があります。
■Freely configurable shifted
Noteモードの自由度を上げて、さらに半音以外のピッチ分割でも鳴らせるようにしたもの。
デフォルトの設定はNoteモードと同様、Note=69(A4)で波形がそのまま鳴るようになっています。
[Note start]~[Note end]のNote区間で[Pitch@start]~[Pitch@end]のピッチを均等に分割する感じ。
楽音用というよりは効果音等を作るのに向いている気がする。
エンベロープ(ADSR)は波形上にある黄色いA,D,Rのポイントをドラッグするか、[Attack] [Decay] [Sustain] [Release] の値を設定して調整。
ただし、Note-OFFに反応させるには [Obey note-offs] にチェックを入れる必要があるので注意。
Loop終端は波形の最後に固定だけど、Loop開始位置を[Loop start offset]で変更可能(オレンジの縦線表示)。
ループ区間にクロスフェードを入れたい場合は [Xfade]の値で調節する(白い台形表示部分)。
この設定はFXChainの組み方に大きく影響が出てきます。
ベロシティに応じて別の波形を使用
MIDI入力の強弱(Velocity)に応じて、再生するサンプルを切り替える機能も付いています。
[list]ボタンをクリックすると、波形リスト登録のリスト表示に切り替わります。
[Add...]ボタンでwavファイルを登録すると、Velocityの範囲が均等に割り当てられます。
Velocityの値の小さい側の範囲から順にリストのwavに割り当てられますが、下図を参考にしてみて下さい。

あと、リストのファイル名や波形のRMSなどをもとにソート出来るようです。
同じファイル名を複数登録も出来るので、それで範囲の調節を行うことも可能。
今回はReaSamplOmatic5000の基本的な使用方法について紹介しました。
次回は応用編を書けるといいなーと思っています。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
シンプルなサンプラーなのですが、それだけで終わらないものになっています。
まずは基本的な使い方を見てみましょう。

波形のインポート
wavファイルをドロップするか、REAPER上の波形のItemを選択して[Import item from arrange]でOKModeについて
■Sample (Ignores MIDI note)どのNoteを入力してもピッチが変わらない、ワンショットで波形を再生するモード。
■Note (Semitone shifted)
半音単位で演奏できるモード。
デフォルトではNote=69(A4)で波形がそのまま再生されるピッチ設定になっています。
(Note=0の時のピッチ設定である[Pitch@start]が-69になっているのはそのため)
[Note start] [Note end]を同一の値にすればそのNoteにだけこのサンプラーを割り当てることも可能。
波形そのものの音がA4ではなく、例えばC4とかの場合はうまく設定をずらして合わせてやる必要があります。
■Freely configurable shifted
Noteモードの自由度を上げて、さらに半音以外のピッチ分割でも鳴らせるようにしたもの。
デフォルトの設定はNoteモードと同様、Note=69(A4)で波形がそのまま鳴るようになっています。
[Note start]~[Note end]のNote区間で[Pitch@start]~[Pitch@end]のピッチを均等に分割する感じ。
楽音用というよりは効果音等を作るのに向いている気がする。
再生範囲の指定・エンベロープ(ADSR)
波形が表示されているビューの左右端に黄色い縦線があるので、それを左右にドラッグして再生するサンプルの範囲を設定できます。エンベロープ(ADSR)は波形上にある黄色いA,D,Rのポイントをドラッグするか、[Attack] [Decay] [Sustain] [Release] の値を設定して調整。
ただし、Note-OFFに反応させるには [Obey note-offs] にチェックを入れる必要があるので注意。
ループ
ループ再生させる場合は、[Loop]にチェックを入れる。Loop終端は波形の最後に固定だけど、Loop開始位置を[Loop start offset]で変更可能(オレンジの縦線表示)。
ループ区間にクロスフェードを入れたい場合は [Xfade]の値で調節する(白い台形表示部分)。
その他設定
[Remove played notes from FX chain MIDI stream]は、MIDI Note-ONを受け取って音を鳴らした後、そのMIDI Note-ONを後段にあるFXに通知しないように刈り取ってしまう機能(音を鳴らしてなければ関係なく通過)。この設定はFXChainの組み方に大きく影響が出てきます。
ベロシティに応じて別の波形を使用
MIDI入力の強弱(Velocity)に応じて、再生するサンプルを切り替える機能も付いています。[list]ボタンをクリックすると、波形リスト登録のリスト表示に切り替わります。
[Add...]ボタンでwavファイルを登録すると、Velocityの範囲が均等に割り当てられます。
Velocityの値の小さい側の範囲から順にリストのwavに割り当てられますが、下図を参考にしてみて下さい。

あと、リストのファイル名や波形のRMSなどをもとにソート出来るようです。
同じファイル名を複数登録も出来るので、それで範囲の調節を行うことも可能。
今回はReaSamplOmatic5000の基本的な使用方法について紹介しました。
次回は応用編を書けるといいなーと思っています。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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