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REAPERの強力なFXフィルタリング(FX一覧の絞り込み)

REAPERでVSTを検索するのに便利なFilter機能をご存じでしょうか?
今回は膨大なプラグインを持つあなたに便利なTipsを紹介します。


FX Filter機能

FX Filter機能はFX一覧に表示されているFXをキーワードで絞り込むための機能です。

基本的な使い方

Add FXウィンドウに付いている[Filter]というテキストボックスにキーワード(任意の文字列)を入力すれば、それにマッチしたFXのみが一覧に表示されます。右側の[Clear filter]でフィルタをクリアできます。

FXFilter01

複数のキーワードを指定した場合、それらを全て含むFXのみが表示されるようになります(いわゆるAND検索)。

FXFilter02

より条件を絞り込むための指定方法

このFilter機能にはより細かく条件を絞り込む機能として、デフォルトのAND検索以外に OR / NOT の条件指定も可能になっています。また、括弧で囲むような条件指定も出来るので、やりたければ結構複雑な条件式を記述できます。

このへんは説明するより例を出していった方が分かりやすいですね。

まず何も指定していない状態がこれ。
FXFilterEx01

OR条件指定でVideo ProcessorとJSFXを表示(OR検索用のORは大文字必須)
[Filter] Video OR JS:
FXFilterEx02

括弧でまとめてNOT条件指定追加で逆の条件にしてみる
(NOTは大文字必須、括弧の前後もスペースが必要
[Filter] NOT ( Video OR JS: )
FXFilterEx03

且つ、compが付くものは除外
[Filter] NOT ( Video OR JS: ) NOT comp
FXFilterEx04
といったように、どんどん条件を追加していくことが出来ます。

括弧や空白をキーワードに入れる場合はダブルクォートで囲めばOK。
[Filter] "JS: G" OR "out)"
FXFilterEx05

頻繁に長い条件式を記述するということはないにしろ、NOTやORを少し使うだけでもプラグイン一覧をより自分の思ったものに近い状態に近づけられるので、覚えておくと役に立つのではないかと思います。

ちなみにAND指定は省略してきましたが、明示的に指定することも可能なようです。
[Filter] Rea AND Comp
FXFilterEx06


プレフィルタリング設定

Preferences(メインメニューの [Options>Preferences...]かCtrl+P)を表示して、[Plug-ins]ページを見ると、[Only show FX matching filter string]という設定があります。
PrefPlugins_FXFilter01

ここにあらかじめフィルタリングしておきたい条件式(書き方はAdd FXウィンドウのものと同様)を記述しておくことで、Add FXウィンドウではデフォルトでその状態が表示されることになります。要するに不要なFXをあらかじめ除外するのに使える訳です。

「このプラグイン、インストールはしてあるけどしばらく使うことはないのでFX一覧には表示しないでおこう」といった場合に指定しておくとよいかもしれません。他にも「VST3系だけを表示したいのでVSTやVSTiは隠す」などいろいろ応用が利きそうです。

あと、この設定を行ったらAdd FXウィンドウでF5を押すかメニューの[FX>Scan for new plugins]でFX一覧のキャッシュを作り直してやる必要があるので注意。


REAPER基本設定:VSTプラグインパス設定

REAPERでVSTなどのプラグインを使う場合は、プラグインインストール先のパスを必要に応じて設定に追加する必要があります。

以下のものはREAPERのPreferencesに設定があるので、メインメニューの [Options>Preferences...]でPreferencesウィンドウを表示しましょう。


VSTプラグイン検索パス設定

VST検索パスの追加・削除

PrefVST_PluginPath01
[Plug-ins>VST]の[VST plug-in paths]

パスの追加・削除は右側の[Edit...]ボタンから行うのが楽です。[Edit...]ボタンをクリックして、[Add...]でプラグインインストール先のパスを選んで追加します。

PrefVST_EditAdd

[Edit...]ボタンをクリックして[Remove:]以下には既に登録されているパスが並んでいますので、不要なものがあれば選択してやることで削除出来ます。

PrefVST_EditRemove

プラグインの再スキャン

プラグインを新しくインストールしたりインストール先パスを追加したりした場合は、REAPERを再起動するか手動でスキャンを行うことで、REAPERが新しいプラグインを認識します。

PrefVST_Rescan01
  • [Re-scan]ボタン
    プラグインパス内で追加・更新されたプラグインをスキャン。変更されていないものには何もしない。
  • [Clear cache/re-scan]ボタン
    キャッシュされたプラグイン情報を破棄して、プラグインパス内のプラグインを全部スキャンし直す。プラグインがうまく自動認識されなかったりおかしいなと感じたら、これを実行してみると良い。プラグインの数があればあるほどスキャン完了までに時間がかかるので注意。

REAPER基本設定:REAPERウィンドウが非アクティブになった時の挙動設定

REAPERのウィンドウからフォーカスが別のアプリケーションに移った場合、何かが切り替わるような動作をしていることがあるのですがお気付きでしょうか?

例えばREAPERのウィンドウをいじった後、別のアプリケーションをクリックしてそちらに切り替えたという場合がこれに該当しますが、REAPERはいくつかの種類の状態を自動的に切り替えてくれています。今回はこれらの設定について触れておこうと思います。

以下のものはREAPERのPreferencesに設定があるので、メインメニューの [Options>Preferences...]でPreferencesウィンドウを表示しましょう。


ウィンドウ非アクティブ時の挙動設定

ウィンドウ非アクティブ時にオーディオデバイスを閉じる

PrefAudio_CloseAudioInactive01
[Audio]ページの[Close audio device when stopped and application is inactive]

これは恐らく他のアプリケーションでもオーディオデバイスが使えるように解放してくれる機能かと思います。特にオーディオデバイスで排他的なモードを使う場合は、REAPERがデバイスを握ったままだと他のアプリケーションでオーディオデバイスが使えなくなる場合があるので、そういう場合はこのオプションをONにしておくとよいでしょう。

ただし、オーディオデバイスを閉じたりまた開いたりするのには結構時間がかかる場合が多いので、REAPERのウィンドウに戻ってきた時のレスポンスが悪くなります。なので筆者はこの設定はOFFにしています。


ウィンドウ非アクティブ時にItemをOfflineにする

PrefMedia_OfflineItem01
[Media]ページの[Set media items offline when application is not active]

Media Itemは通常Onlineという状態で、.wavファイルなどの音声を再生できるいわゆる普通の状態がこれです。そしてこれをOfflineにすると.wavファイルなどへの接続を解除した状態になり、もちろん再生も出来なくなります。

このItemのOffline化が必要になるのは、そのItemが握っているMedia Source(.wavファイルなど)を他のソフトで直接編集して上書きしたいという場合です。Item右クリックから[Open items in editor]でItemのMedia Sourceを直接編集するアプリケーションを起動して、そちらで編集後に上書き保存する場合、このMedia Sourceを握っている全ItemがOfflineになっていないと上書きに失敗します。

なのでウィンドウをREAPERから別のアプリケーションに切り替えたら全部のItemをOfflineにしてしまうというのは、有効な方法の一つです。


これら自動切換えが問題になる場合について

一般的にはまれなケースですが、スクリプトで大量に処理を行ったりする場合、スクリプト実行中にウィンドウのフォーカスを切り替えると干渉する場合があるようです。そのような場合は今回紹介したオプションを全てOFF(自動で切り替えない)にして試してみるとよいでしょう。


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