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PeloReaper Extension for REAPER is here.
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REAPERで扱える動画のフォーマットを増やす(改訂版)

REAPERで扱える動画のフォーマットを増やす方法については、かなり前の記事で説明していたのですが、2023年現在では大分状況が変わってしまっています。特にFFmpegのインストール方法が変わってしまっているので、今回新規で記事を起こし直すことにしました。


VLCで動画再生用のCODECを増やす

VLCをインストールすると、REAPER上での動画再生CODECが増えます。VLCのCODECは再生専用で動画書き出しでは使われません。動画書き出し用のCODECを増やすには、後述のFFmpegのインストールが必要になります。

VLCは以下のページでご自分の環境に合った「VLC media player」をダウンロードして、インストールするだけでOKです。


FFmpegで動画書き出し用のCODECを増やす

動画書き出し(レンダリング)のためのCODECを増やすには、FFmpegのインストールが必要です。ただし、FFmpegのインストールはちょっとややこしいことになっていて、インストール自体は簡単なのですが、どれをインストールすればいいのかが分かりづらい状況になっています。

というのも、REAPERが認識するFFmpegのバージョンと、FFmpeg自体の開発最新バージョンとでずれがある場合があります。例えば2023年2月現在、最新のREAPER v6.75が認識するFFmpegはバージョン4系ですが、FFmpeg開発の最新はバージョン5系となっていて、ちょうどずれが発生しているタイミングでもあります。

こういった場合、FFmpegのファイルをダウンロードするときに適切なバージョンを選んであげる必要があるわけです。REAPERが認識しないバージョンのFFmpegをインストールしても、REAPERでその機能を利用することは出来ません。

では、FFmpegのダウンロード&インストール方法を細かく見ていきましょう。


FFmpegの適切なバージョンをダウンロード

まずは以下のFFmpegの公式サイトのダウンロードページへ行きます。

「Get packages & executable files」と書かれたところにWindowsのマークがあるのでそこをクリックすると「Windows EXE Files」のところにいくつかの選択肢が出ていると思いますが、これらのうち「Windows builds by BtbN」をクリックしてダウンロード先へ飛びます。

FFmpgDLWinBuilds

するとGitHubのパッケージリリースページが表示されますが、最新ビルドである「Latest Auto-Build (2023-02-05 12:39)」といったものが表示されているはずですので、「show all XX(数値) assets」をクリックして、ダウンロードできるファイルをすべて表示します。

FFmpegLatestBuild01

めまいがするほど沢山ファイル名が並んでいるかと思いますが、この中から自分の環境の条件を満たすものを選択します。ここでは、64bit Windows、FFmpeg v4系、Sharedライブラリ、という条件のもと、ファイルを選択してみます。

ファイルの一覧を眺めてみると、ファイル名「ffmpeg-n4.4-latest-win64-gpl-shared-4.4.zip」あたりを選択すれば良さそうです。

FFmpegLatestBuild02

よく見るとファイル名にgplとlgplが含まれるものがそれぞれありますが、REAPERで使う分にはどちらでも大丈夫ではないかと思います。今回はgpl版をダウンロードすることにします。

ややこしいのはここまでです。次はインストール方法を見ていきましょう。


FFmpegをREAPERが認識できるようにインストール

インストール方法は簡単です。zipファイルを任意のところに展開して、その中のbinフォルダ内にあるDLLとEXEファイルを、REAPERリソースフォルダのUserPluginsフォルダ内にコピーすれば終わりです。

まずREAPERリソースフォルダを開くのですが、場所がよくわからない場合は、REAPERを起動してメインメニューから「Options>Show REAPER resource path in explorer/finder...」を選べば、エクスプローラーで表示してくれます。

OpenReaperResrcFolder

そのREAPERリソースフォルダに「UserPlugins」というフォルダがありますので、そこを開きます。

ReaperUserPluginsFolder

次に先ほどダウンロードしたFFmpegのzipファイルを任意の場所に展開して、展開先にあるbinフォルダを開きます。そこに ffmpeg.exe や avcodec-58.dll などのファイルがあるかと思います。

FFmpegBin

このbinフォルダ内にあるDLL、EXEファイルをすべて、先ほどのUserPluginsフォルダ内にコピーして下さい。

コピーが完了すればインストールは完了です。あとはREAPERを起動し直せば、今インストールしたFFmpegが使われるようになります。


REAPERが認識しているFFmpegのパスを確認する方法

REAPERがどのFFmpegを利用しているかは、以下の手順で確認できます。

REAPERのメインメニューから「Options>Preferences...」を選んで、Preferencesウィンドウ左側のリストから「Media>Video」の項目に進み、「Show docoder information」ボタンをクリックすれば情報が表示されます。

表示されたウィンドウに「========== ffmpeg/libav ==========」という行の下の方に、

Loaded from: (REAPERリソースフォルダ)/UserPlugins/avcodec-58.dll

と表示されていれば、今回インストールしたものが参照されていることになります。

ReaperUsingCodecs

何かが原因でうまくいってない場合、例えばREAPERの認識できないバージョンのFFmpegのファイルを置いてしまったりすると、

Loaded from: (REAPERをインストールしたフォルダ)/Plugins/FFmpeg.dll

という感じになってしまいます。その場合は、インストールに使用したzipファイルを間違えていないか、確認してみて下さい。

これについては、以下の旧記事でも触れていましたね。


REAPERだけで簡単にNEUTRINO(AIきりたん)を歌わせる方法

初稿:2021/06/22 23:17 - 最終更新:2023/07/06

今回は最も簡単かつ効率的にREAPERでNEUTRINO(AIきりたん)を歌わせる方法の解説です。MuseScoreも使わず、バッチファイルも記述せず、REAPERのみで完結します。


NEUTRINOとは

NeutrinoImage01

このページに辿り着いたということは恐らくご存じかとは思いますが、NEUTRINOはニューラルネットワークを活用した無料のボーカルシンセサイザーです。東北きりたんなどの様々な音声ライブラリを利用出来、比較的容易に良質な歌声が手に入ることから人気のソフトになっています。

一方でNEUTRINOの標準的な使い方の場合、バッチファイルの設定を編集するスキルが必要だったり、ブレス記号を入力するためにMuseScore等のツールを経由する必要性が出てきたりなど、なかなか面倒かつ敷居の高いものになっているという印象でした。

そこで、筆者はNEUTRINOの面倒な作業を自動化するREAPER拡張機能を実装しました(PeloReaper Extension for REAPERに実装されています)。これを使えばNEUTRINOの音声合成を非常に簡単に実行することが出来、合成した音声ファイルも自動的にDAWのトラックに取り込んでくれます。

以下、この拡張機能の導入方法から使い方までを詳細に解説していきます。


各種ツールのインストール

まずは必要なツールを導入しましょう。

NEUTRINOのインストール

NT_DLPage01

NEUTRINO公式のDOWNLOADページへ行き、NEUTRINO-Windows_vX.XXX.zip(最新版のものでOK)をダウンロードします。

NT_DLPage02

ダウンロードしたzipファイルを解凍するとNEUTRINOフォルダが出てきますので、それを任意の場所に置きます(ここでは、C:\local\NEUTRINO に配置したものとして話を進めます)。

NT_InstallDir01
↑ こんな感じになるように配置

NEUTRINOのインストールは以上で完了です。


歌声ライブラリを追加したい場合

歌声ライブラリをインストールしたい場合は、DOWNLOADページの [歌声ライブラリ] というボタンをダブルクリックして中に入り、各種キャラクターのzipファイルをダウンロードします。
(※東北きりたんがNEUTRINOのzipに含まれているため、この工程は必須ではありません)

NT_DLPage03
 ↓
NT_DLPage04

キャラクターのzipファイルを解凍すると、キャラ名のフォルダとREADMEファイルが出てきますので、NEUTRINO/modelフォルダ内にコピーするだけでOKです。

NT_AddModel01

REAPERのインストール

REAPERのDownloadページからインストーラーをダウンロードして、インストールして下さい。ここでは64bit版のREAPERをインストールする必要があります


PeloReaper Extension for REAPER のインストール

筆者が制作・配布しているPeloReaper ExtensionをReaPack(パッケージマネージャー)でインストールします。この方法については以下のページで解説していますので、そちらを参照してインストールして下さい。

以上で必要なツールのインストールについては完了です。


REAPER上で歌声の音声ファイルを生成する方法

それでは簡単なメロディ&歌詞を作って、NEUTRINOによる音声合成結果を得るまでの工程を順番にやっていきましょう。

MIDIでメロディを作成

以下の手順でTrackとMIDI Itemを作って、MIDI編集を行います。

  1. Trackパネルの空いてる場所をダブルクリックして、新しいTrackを作成
    PRNT_CreateMidi01
  2. Trackのタイムライン上で、Ctrlキーを押しながらマウス左ボタンのドラッグでMIDI Itemを作成
    PRNT_CreateMidi02
  3. 作成したMIDI ItemをダブルクリックしてMIDI Editorを開き、メロディを打ち込む
    PRNT_CreateMidi03

という感じで、以下のようなメロディを作ったとします。

NT_MelodyMIDI01

譜面エディタで歌詞の入力

ここからは歌詞などの入力のため、MIDI Editorの表示をピアノロールから譜面表示に切り替えます。MIDI Editorのメニューから [View > Mode: musical notation] を選択すると表示が切り替わります。

NT_NotationMode01
 ↓ こんな感じに表示が切り替わります
NT_NotationMode02

以下の手順で歌詞を入力してみましょう。

  1. 音符のあたりを右クリックして [Lyrics...] を選択し、歌詞編集(Edit Lyric)ウィンドウを表示
  2. Edit Lyricウィンドウにテキストボックスがあるので、音符に対応する歌詞を入力
  3. [Forward] ボタン(もしくはテキストボックスでEnterキー)を押すと、次の音符へ移動
  4. 2.~3.を繰り返して、音符に歌詞を付けていく

↓ 上記の手順で実際に歌詞を付けている様子

NT_Lyrics01

譜面エディタでブレスの入力

音符にアーティキュレーションでアクセント設定を行うことで、その音符の直後にブレスを挿入することが出来ます。

ブレスの設定は本来REAPER上では出来ないのですが、NEUTRINOが音声合成に利用しないアクセント記号でマークを付けておくことで、後工程のPeloReaper ExtensionによるMusicXML処理時に自動的にブレス記号に置換される仕組みになっています。

アクセントは音符を右クリックして [ Articulation > Accent ] でセット出来ます。

NT_SetBreath01
 ↓
NT_SetBreath02

譜面エディタでメロディの音符が下段に表示されてしまう場合の対処方法

REAPERのMIDI EditorでA#3以下の音符を入力すると、譜面ビューで音符が下段に表示されてしまうようですが、この場合音声合成がうまくいかなくなります。この場合は、下段に移動してしまった音符を選択して右クリックから [Staff > Top] を選んで、上段に移動して下さい。

MoveNotesToTop01
↓ 移動後
MoveNotesToTop02

MusicXMLファイルを保存

歌詞・ブレスの設定が済んだら、MusicXMLファイルを書き出します。MIDI Editorのメニューから [ File > Notation: Export (PDF, MusicXML)... ] を選択して、MusicXMLとして保存します。

NT_SaveMusicXML

※後の工程でこの保存したMusicXMLファイルを指定することになるので、保存場所を覚えておきましょう(ここでは R:\HelloNeutrino.xml に保存したとして話を進めます)。


NEUTRINO自動化機能で音声合成

MusicXMLファイルの準備が出来たら、あとはPeloReaper ExtensionのNEUTRINO自動化機能でWavファイルを生成してDAWに取り込むところまで一気に処理出来ます。以下の手順でやってみましょう。

  1. REAPERのメインウィンドウのメニューから [Actions > Show action list...] でActionリストを表示
  2. [[PeloReaper] Neutrino: Execute Neutrino Automation (Using MusicXML)...] というActionを実行し、NEUTRINO Automation Settingsウィンドウを表示
    NT_PRNeutrinoAction
  3. 下図の画像を参考に、NEUTRINOインストール場所や保存したMusicXMLの場所を指定
    NT_PRNTAutomationSettings01
  4. [Singer(Model)]が空欄の場合は右側にある [Refresh] ボタンで歌声ライブラリのキャラクター一覧を最新の状態にしてから、音声合成に利用するキャラクターを選択
  5. [ OK ]ボタンで音声合成を開始
  6. ログが表示されるのでしばらく待ちます(NEUTRINOの処理はかなり時間がかかります。実行開始時など時々固まったような感じになることがありますが、我慢して待ちましょう)
    NT_NeutrinoLog01
  7. ログに Done. が表示されると、NEUTRINOによるwavファイルの生成が完了し、生成したwavファイルが自動的にREAPERのTrackにインポートされます。
    NT_NeutrinoLog02
    NT_NTSynthResult01

説明の文章としては長くなりましたが、要するに毎回やることはMusicXMLと歌声ライブラリを指定してOKボタンを押すだけという簡単操作です。

ちなみに歌詞を付けた後~音声合成を行っている様子は以下の動画でも確認できますので、参考にしてみて下さい。


NEUTRINO自動化による様々なメリット

PeloReaper ExtensionによるNEUTRINO自動化機能の使い方は以上の通りですが、最後にこの機能を使った場合のメリットについてまとめておきます。

  • とにかく簡単、ボタン一発!
    一度やり方を覚えてしまえば、毎回やるのはMusicXMLを指定することくらいです。wavに一発変換してTrackに自動的にインポートしてくれますし、まるでREAPERにNEUTRINOの機能が組み込まれたかと錯覚するレベルでシームレスに作業できます(言い過ぎ)。
    Neutrino自動化のActionをツールバーなどに登録しておけば、更に作業が楽になります。
    NT_PRNTActionIcon01
  • REAPERのみで作業が完結し、他のツールをまたがない
    ブレス記号を入れるためだけにMuseScoreを使用していた場合、そういった手間が一切なくなります。また、後から曲を変更したりしたくなった場合などでは、曲を変更した部分について他のツール(MuseScoreなど)のデータも変更に追従して直したりしなければ・・・みたいな手間も一切発生しません。なので、より柔軟なワークフローを構築することが可能になります。
  • MIDI Item単位で処理出来るので、調声なども繰り返しトライしやすい
    NEUTRINOの音声合成処理時間は、譜面の長さやPCスペックなどによってかなり長くなってしまう場合があります。MIDI Itemを比較的短く区切って音声合成を行えば、処理にかかる時間を短縮でき、何度もトライしたい場合に有利になります。
    また、REAPERでは複数のMIDI Itemをglueという機能で連結したりすることも出来ますので、歌詞等の設定を終えたMIDI Itemたちを連結して、曲全体の歌声を一回でまとめて生成するといった事も容易に行えます。

やはり作曲する側の立場であれば、作曲以外のオペレーションは楽に越したことはないですよね。特に今までNeutrinoを使って音声合成を行ってきて作業が面倒だと感じていた人であれば、これらのメリットに魅力を感じて頂けるのではないでしょうか。

また、この機能を実装&公開してからしばらく経過してしまいましたが(記事書くタイミング遅すぎ)、調声支援ツールなどの補助ツールもどんどん進化していたりするので、そういったものとの連携も今後考えていきたいところではありますね。

兎にも角にも、少しでも歌を作る人の助けとなれば幸いです。


(追記)NEUTRINO自動化機能の更新情報

NEUTRINO自動化機能の更新情報を以下のページにまとめていますので、より新しい機能等について知りたい場合は見てみて下さい。


REAPERのパッケージマネージャー:ReaPackの使い方

REAPERはスクリプトで機能を拡張出来るのですが、自分で個別にスクリプトを探してダウンロードし、沢山あるスクリプトの適切なファイルをActionに登録まで行うというのは結構な知識を要する工程だったりします。

安心なことに、これを簡単にインストール出来るようにするパッケージマネージャーのReaPackがChristian Fillion氏によって無料で配布されています。今回はこのReaPackについて基本的な使い方を説明します。


ReaPackのインストール方法

ReaPackのダウンロード

↓ ReaPackはこちらで配布されています ( https://reapack.com/ )
ReaPack_DL01

配布先のページ右側に Downloads という項目があって、Windows版やmacOS版などのダウンロードリンクがあります。自分の環境(32/64bit)に合ったものを選びましょう(合っていないと正常に動作しないので注意)。とはいえよほどの理由がない限り64bit版のREAPERを使っていると思いますので、[64-bit] となっているリンクをクリックして、reaper_reapack-x64.dll を任意の場所にダウンロードします。

自分のREAPERが32bit / 64bit のいずれなのか知りたければ、REAPERのメニューから [Help>About REAPER]で出てくるウィンドウ上部に win64 (64bitの場合) などと書かれているかチェックして下さい。

AboutREAPER01

ダウンロードしたファイルの配置

ダウンロードしたファイルの配置場所についてですが、まずREAPERのリソースフォルダを開きましょう。REAPERのメインメニューから [Options>Show REAPER resource path in explorer/finder] を選択すると、WindowsのExplorerでリソースフォルダが開きます。

開いた場所に UserPlugins というフォルダがあるので、そこの中に先ほどダウンロードした reaper_reapack-x64.dll をコピーします。

ReaPack_CopyToUsePlugins

インストール作業はこれで完了です。


REAPERを再起動してインストールされているか確認

ReaPackはREAPERのExtensionという種類の拡張機能で、DLLファイルになっているため、REAPERを再起動することで初めて機能が有効になります

なのでREAPERを起動している場合は一旦終了させ、もう一度起動して下さい。

REAPERを再起動したらメインメニューに [Extensions] という項目が出来ていて、その中に [ReaPack] というメニュー項目があれば、ReaPackがインストール出来ています。

ReaPack_Menu01

ReaPackの使い方

登録済みパッケージリポジトリ一覧の表示

REAPERメインメニューの [Extensions>ReaPack>Manage repositories...] で現在ReaPackに登録してあるリポジトリ一覧を表示出来ます。デフォルトでいくつかのリポジトリは登録済みになっています。

ReaPack_ManageRepo02

一覧に表示されている情報は以下の通りです。

  • Name
    リポジトリの名前です。
  • Index URL
    リポジトリのURLです。ReaPackに登録する際に指定したURLが表示されています。

リポジトリの情報はどこにある?

デフォルトで登録されているリポジトリ以外にも、有志の方々が公開しているリポジトリがあります(筆者が公開しているPeloReaper Extensionもその一つです)。これらについてはスクリプト配布先やReaPack本家サイトなどに情報があります。

まとまった情報としてReaPack本家にリポジトリ一覧がありますので、そこから興味のあるリポジトリを探すのが良いでしょう。

ReaPackの公式ページ上部のリンクからも行けます。

LinkToRPRepoList

リポジトリ一覧のページ
ReaPack_RepoList


使いたいリポジトリの登録

デフォルトで登録されているリポジトリ以外のリポジトリを登録したい場合は、以下の手順で行います。

  1. REAPERメニューから [Extensions>ReaPack>Import repositories...](もしくはManage repositoriesウィンドウ下部のボタン [Import/export...>Import repositories...])
  2. 表示されたウィンドウのテキストボックスにリポジトリのIndex URL(Repository listページの各リポジトリ右側に表示されていたURL)を記入して、[OK]ボタン(URLを1行ずつ複数指定すれば、複数を一度に登録できます)
    ReaPack_ImportRepo01
  3. これでManage repositoriesウィンドウのリポジトリ一覧に追加された状態になります。
    ReaPack_ImportRepo03_2
    最後に [OK] ボタンを押して、リポジトリ登録を完了します。

ダウンロードできるパッケージ(スクリプト)一覧を表示

REAPERのメニューから [Extensions>ReaPack>Browse packages...] でパッケージ一覧(スクリプトやExtensionなどの一覧)が表示されます。

ReaPack_Packages01

インストール済みのパッケージについては、パッケージ名の左側に [ i ] と表示されます。また、インストール済みで最新のアップデートがあるものについては [ u ] と表示されます。最新では削除された項目については [ o ] が表示されます。

ウィンドウ上部にある Filterにキーワードを入れたり、[XXX / YYY packages..]ボタンなどでタイプを選択して一覧に表示される項目を絞り込むことも可能になっています。

ReaPack_PackageFilter01

また、パッケージ名をダブルクリックすると、そのパッケージの更新履歴や詳細情報を見ることが出来ます。

ReaPack_AboutPackage01

使用したいパッケージ(スクリプト)のインストール

インストールしたいパッケージをクリックして選択し、右クリックメニューから [Install vXXX] を選ぶことで、これからインストールするものとしてマークされます([ I ] というマークがパッケージ名の左側に表示されます。この時点ではまだインストールされていません)。

ReaPack_InstallPackage01
↓ Install を選ぶとマークされる
ReaPack_InstallPackage02

インストールしたいものにマークを付けたら、ウィンドウ右下にある [OK] ボタンをクリックすることで、インストールが開始されます。インストールが終了すると、インストールしたパッケージのバージョンや新機能コメントなどが表示されます。

ReaPack_InstallPackage03_2

ここでスクリプトではなくExtensionをインストールした場合は、REAPERを再起動するまで反映されない事を示すメッセージが表示されるので、REAPERを一旦終了して起動し直しましょう。

ReaPack_InstallPackage04

パッケージインストールで追加されたActionを使う

パッケージをインストールしたことでどんなActionが追加されているかについてですが、スクリプトの場合は、Package名ダブルクリックで表示されるウィンドウの [Contents] タブなどでスクリプト名を確認することが出来ます。

ただし、大抵の場合スクリプト名(もしくはAction名)に作者の名前(Author列に表示されているもの)やリポジトリ名などといった分かりやすいプレフィックスなどが付けられているため、Actionを探すのにさほど困ることはないでしょう。

ReaPack_InstallPackage05
↑ ActionListを検索すれば大抵すぐ見つかります

これでインストールしたものがうまく実行できれば、インストール成功ですね。あとはどんどん好きな機能を入れていって、REAPERをより便利にしていきましょう。


インストールしたパッケージの最新版を取得する

パッケージ一覧でインストール済みパッケージの左側に [ u ] と表示されたものについては、より新しいものが公開されています。そのパッケージを右クリックして、[ Update to vXXX ] を選ぶことで、最新版に更新するためのマークを付けます([ u ] → [ uI ] に変化します)。

ReaPack_UpdatePackage01
↓ 更新をインストールするためマークする
ReaPack_UpdatePackage02

あとはウィンドウ右下の [OK] ボタンで最新版がインストールされます。

また、REAPERのメニューから [Extensions>ReaPack>Synchronize packages] を実行することで、一括で全てを最新版にすることも出来ます。

ただし全てを一気に更新した時、最新版で削除されているパッケージがある場合、ウィンドウが表示されてそれらをアンインストールするか何もしない([Ignore]ボタン)かを聞いてきます。そのままスクリプトを残しておいても、実際にきちんと動作するかはわかりません(スクリプトによる)。

古いスクリプトがなくなっても、大抵は古いスクリプトが新しい名前のものに置き換わったりしているので、従来使っていたものと似たものを探せば見つかることもあります(もちろん完全に廃止されてしまっている場合もある)。どうせ新機能に移行せざるを得ないので、頑張って探しましょう。

ちなみに古いパッケージがなくなるケースは意外とよくあります。特に活発に開発されているリポジトリではスクリプトの構成が大きく変わったり統廃合が進んだりします。どんどん進化していくのはありがたいのですが、使う側からするとショートカットに設定したものが正常に動作しなくなってしまったりと、時折問題を引き起こしてしまうことがあるので注意しましょう。


パッケージをアンインストールしたい場合

パッケージ一覧でインストールされた項目を右クリックし、[Uninstall] を選んでアンインストール項目としてマークします([ R ] というマークが付きます)。

ReaPack_UninstallPackage01

あとはウィンドウ右下の [OK] ボタンをクリックすると、実際にアンインストールされます。


ReaPackのアンインストール

ReaPack自体のアンインストールは簡単で、REAPERを終了した後、最初にインストールした reaper_reapack-x64.dll を消してしまえば完了です。

ただし、これだけではReaPackでインストールしたパッケージ(スクリプトやExtensionなど)が残ってしまいます。それらも不要であれば、ReaPackで先に全てのパッケージをアンインストールしてから、reaper_reapack-x64.dll を削除するようにしましょう。


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