今回はItemの位置をもとにしたMIDI Note生成の方法をいくつか紹介します。


Itemの位置と長さをMIDI Noteに変換

REAPER上でwavファイルなどのサンプルをぺたぺた貼って曲などを作っている場合に、やっぱりMIDIでの打ち込みに切り替えたいということが時々あったりします。

そういう場合は、変換したいAudio Itemを選択して、以下のアクションを実行します。すると、半音ずつずれたNoteが並んだMIDI Itemが生成されます。

Item: Create chromatic MIDI from items
ItemToMIDI01
ItemToMIDI02_Velocity
↑ Velocityも設定されている

あとこのアクションはAudio Itemにしか反応しないようなので注意。Noteには個別に異なるVelocityも設定されるようですが、どういう規則でこの値が決まっているのかイマイチはっきりしない感じ。


Dynamic Split機能でItem分割位置にMIDI Note生成

Dynamic Splitの機能については後で別の記事にでも書こうかと思っているのでここでは省略しますが、要するに波形データの音量をもとにトランジェント位置等を検出して自動的にItemを分割してくれる機能です。

この機能はREAPERメインメニューの [Edit>Dynamic Split]でウィンドウを表示出来ます(ショートカットはデフォルトだとDキー)。

DynamicSplitMIDI01

このウィンドウの下の方に [Create chromatic MIDI item from slices] というチェックボックスがあるので、これをONにしてItemを分割すればItem分割とともに分割位置にMIDI Noteを挿入したMIDI Itemも作成してくれます。

DynamicSplitMIDI02

これについてもNoteにVelocityが設定されます。音量をもとにVelocityが設定されているっぽい雰囲気ではありますね。