2018/06

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ReaSamplOmatic5000 (4) : MPL Script (2)

どうせなので、前回紹介したもの以外のReaSamplOmatic5000(以下RS5K)のMPL Scriptも使ってみました。使えそうなものをいくつかご紹介しましょう。

FX登録系

  • Script: mpl_Export selected items to RS5k instances on selected track.lua
    選択ItemたちをそれぞれRS5Kにして登録しますが、[Obey note-offs]がON
  • Script: mpl_Export selected items to single RS5k instance on selected track.lua
    選択Itemたちを1つのRS5Kのサンプルリストにすべて登録
  • Script: mpl_Export selected item to RS5k instance on same track as chromatic source.lua
    1つの選択ItemをRS5K登録(クロマティックスケールで弾ける設定になる)
  • Script: mpl_Open and Close Media Explorer when single item is inserted, export it to RS5k.lua
    Media Explorerが開くので、1つファイルを選んでProjectに挿入すると、Note番号を指定してRS5KをFXに登録

サンプル入れ替え系

  • Script: mpl_Add or replace source of selected item for RS5k instance on **系Action
    TrackFXのRS5Kのサンプルを選択Itemの音源ファイル(wav)に切替
  • Script: mpl_List (next/previous/random) sample in directory for RS5k on selected track.lua
    選択TrackのRS5Kサンプルを、そのファイルがあるディレクトリの別のファイルに切替
  • Script: mpl_List samples in directory for focused RS5k (MIDI, OSC, Mousewheel).lua
    MIDIコンなどでグリグリとサンプルを切替えできます(ActionのショートカットにMIDIやMouseWheelなどを設定して使用

その他

  • Script: mpl_Explode selected track RS5k instances to new tracks.lua
    TrackFXに登録されたRS5Kのインスタンスたちを、それぞれ新しくTrack作ってそこにコピー(3つRS5KがFXに登録されていれば、3個Trackが新規作成される)
  • Script: mpl_RS5k manager.lua
    RS5Kマネージャーウィンドウを表示。Trackを選択した状態で、このウィンドウを操作するとそのTrackにRS5Kを登録したりできます。簡易的なステップシーケンサーも搭載していて、MIDI Itemを選択した状態で(Patternを[new]してから)このシーケンサーを操作すると、MIDIノートを入力できたりします。うまく使えば便利なのかも?
    RS5K_Manager01
    RS5K_Manager02

ということで、4回に渡ってRS5K関連の機能やスクリプトを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。もちろんこれが全てではなくて、使い方のアイデアさえあればスクリプトなどでもっと便利な何かを作れる可能性もあります。
是非いろいろな使い方を探ってみて下さいね。

ReaSamplOmatic5000 (3) : MPL Script

今回もReaSamplOmatic5000(以下RS5K)、まだ続くのかよという感じかもしれませんが続きます。
ある意味こっからが本番と言えるかもしれません。

実は自分もまだあまり検証できていないのですが、MPL ScriptでRS5Kを便利に扱えるものがあるということでちょっとだけ試したものを1つ紹介します。
自分はReaPackをREAPERに入れて、そこからMPL Scriptをインストールしました。
(ReaPackよくわからんという人は@kawakawa_さんの記事をご参考に)

ReaPackでスクリプトをインストール

ReaPackでパッケージ一覧を "rs5k" で検索して [Export selected items to RS5k instances on selected track (drum mode)]を見つけたら、それをインストールします。
※↓ 自分の場合インストール済みなので[Reinstall v1.16]になってますが入れてなければ[Install]とかになってるハズ
MPL_Install

スクリプトを使ってみる

今回インストールしたスクリプトで何が出来るかというと、1Trackにある複数のItem(wavなど波形のもの)をそれぞれRS5Kに変換して、全てTrackのFXChainに登録してくれます。

まずはテキトーに波形を分割していくつかのItemを作ります。
ChoppedWaves

これらItem(とTrack)を選択して、ActionListから
[Script: mpl_Export selected items to RS5k instances on selected track (drum mode).lua]
を実行します。
MPLExec01

どのMIDI Note番号から割り当てるかを聞いてくる(デフォルト:60)ので任意に設定してOKボタンで進みます。
MPLRS5KDlg01

すると、複数あったItemたちは消え、替わりにItemがあったところにMIDIItemができあがります。
これを再生すると、元の波形を鳴らすのと同じようにNoteが並んでいることが分かります。
(ここでは↑のダイアログで60を入れているので、Note 60~66 にRS5Kが割り当てられます)
もちろんMIDIコントローラーで演奏しても普通に全ての音が鳴ってくれます。
FXも追加されているのが分かると思いますが、その中を見るとItemたちが変換されたRS5Kが入っていますね。
MPLRS5K_Result01

という感じで、一瞬でドラム音源のようなものが出来上がってしまいました。
1つ1つをRS5Kに登録して設定する作業は結構面倒なので、かなりありがたいスクリプトですね!
REAPERのDynamicSplit機能なんかと組み合わせれば、ボーカルチョップなんかもサクっと出来そうです。

ちょうど自分が実現したくて探していたまさにその機能で驚きましたが、まさかRS5Kをガン積みすることで実現できるとは当時全く想像してませんでした。
シンプルな機能とスクリプトの組合せで強力な機能を実現している好例といいますか、このスクリプトを使ってみてREAPERの可能性をとにかく強く感じましたね。


ということで今回はReaSamplOmatic5000の応用編その2として、MPL Scriptを使ったFX一括登録機能を紹介しました。
みなさんも是非活用してみて下さい。

ReaSamplOmatic5000 (2) : ReaScriptとの連携

前回に続き、ReaSamplOmatic5000(以下RS5K)の応用編として、ReaScriptとの連携機能を紹介します。
とはいえ、ReaScriptやExtensionを書いているような人であれば、TrackFX_* や TakeFX_* のつくAPIを使えば容易に操作出来るのはご存知かと思います。
なのでそこはすっ飛ばしてRS5K固有の使い方のところだけを取り上げてみます。

RS5Kには複数のwavファイルを登録してVelocityに応じて鳴らしわける機能があると前回紹介しましたが、このファイル登録・削除といった操作もReaScriptから行うことができます。
これには TrackFX_GetNamedConfigParm(), TrackFX_SetNamedConfigParm() を使用します。

使い方をなんとなく表したluaコードっぽいもの(察して)
-- 最初のサンプルファイル名取得
ok, filaname = reaper.TrackFX_GetNamedConfigParm( track, fx, "FILE0" )
-- 2番目のサンプルファイル名取得
ok, filaname = reaper.TrackFX_GetNamedConfigParm( track, fx, "FILE1" )

-- サンプルファイル挿入(この指定だとFILE0にnewfileが入り、今までFILE0のものはFILE1に)
ok = reaper.TrackFX_SetNamedConfigParm( track, fx, "+FILE0", newfile )
-- サンプルファイルを削除
ok = reaper.TrackFX_SetNamedConfigParm( track, fx, "-FILE0", "" )
-- サンプルファイルを設定(変更)
ok = reaper.TrackFX_SetNamedConfigParm( track, fx, "FILE0", newfile )
-- サンプルファイルを全て削除
ok = reaper.TrackFX_SetNamedConfigParm( track, fx, "-FILE*", "" )

-- サンプルファイルリスト編集完了通知(必須)
reaper.TrackFX_SetNamedConfigParm( track, fx, "DONE", "" )

最後に "DONE" を通知してリスト編集を完了させる必要がありますので注意(ここで初めてリストが更新され、新しいサンプルファイルも読み込まれる)。
また、ファイルを設定・挿入する場合は、フルパスを指定する必要があるようです。

ちなみにTakeFX側を操作する場合は TakeFX_SetNamedConfigParm() などTakeFX_*系のAPIを使用する必要がありますが、TrackFX_* のものと使い方は同じです。


ということで今回はRS5K固有のサンプルファイルリストをReaScriptで編集する方法を紹介しました。
ちょっとクセのある指定方法ですが、こういうところまでスクリプトでいじれるようにしてくれているのはありがたいですね。
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