どうせなので、前回紹介したもの以外のReaSamplOmatic5000(以下RS5K)のMPL Scriptも使ってみました。使えそうなものをいくつかご紹介しましょう。

FX登録系

  • Script: mpl_Export selected items to RS5k instances on selected track.lua
    選択ItemたちをそれぞれRS5Kにして登録しますが、[Obey note-offs]がON
  • Script: mpl_Export selected items to single RS5k instance on selected track.lua
    選択Itemたちを1つのRS5Kのサンプルリストにすべて登録
  • Script: mpl_Export selected item to RS5k instance on same track as chromatic source.lua
    1つの選択ItemをRS5K登録(クロマティックスケールで弾ける設定になる)
  • Script: mpl_Open and Close Media Explorer when single item is inserted, export it to RS5k.lua
    Media Explorerが開くので、1つファイルを選んでProjectに挿入すると、Note番号を指定してRS5KをFXに登録

サンプル入れ替え系

  • Script: mpl_Add or replace source of selected item for RS5k instance on **系Action
    TrackFXのRS5Kのサンプルを選択Itemの音源ファイル(wav)に切替
  • Script: mpl_List (next/previous/random) sample in directory for RS5k on selected track.lua
    選択TrackのRS5Kサンプルを、そのファイルがあるディレクトリの別のファイルに切替
  • Script: mpl_List samples in directory for focused RS5k (MIDI, OSC, Mousewheel).lua
    MIDIコンなどでグリグリとサンプルを切替えできます(ActionのショートカットにMIDIやMouseWheelなどを設定して使用

その他

  • Script: mpl_Explode selected track RS5k instances to new tracks.lua
    TrackFXに登録されたRS5Kのインスタンスたちを、それぞれ新しくTrack作ってそこにコピー(3つRS5KがFXに登録されていれば、3個Trackが新規作成される)
  • Script: mpl_RS5k manager.lua
    RS5Kマネージャーウィンドウを表示。Trackを選択した状態で、このウィンドウを操作するとそのTrackにRS5Kを登録したりできます。簡易的なステップシーケンサーも搭載していて、MIDI Itemを選択した状態で(Patternを[new]してから)このシーケンサーを操作すると、MIDIノートを入力できたりします。うまく使えば便利なのかも?
    RS5K_Manager01
    RS5K_Manager02

ということで、4回に渡ってRS5K関連の機能やスクリプトを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。もちろんこれが全てではなくて、使い方のアイデアさえあればスクリプトなどでもっと便利な何かを作れる可能性もあります。
是非いろいろな使い方を探ってみて下さいね。